異口同音の意味とは?由来や正しい使い方を解説

異口同音

異口同音とは、多くの人が口をそろえて同じことを言うことを表す四字熟語である。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。

目次

①「異口同音」の読み方・意味

「異口同音」はいくどうおんと読む。多くの人が口をそろえて同じことを言うことという意味である。

読み方いくどうおん
意味多くの人が口をそろえて同じことを言うこと
分類四字熟語

②「異口同音」の由来・出典

中国東晋の葛洪による『抱朴子』に「異口同声」という表現が見られるとされる。また、釈迦の説法に感激した人々が口々に賛嘆した様子や、信者が声をそろえて念仏を唱える様子が由来という説もあるとされる。

③「異口同音」の使用例(例文)

  • 会議で「参加者全員が異口同音に、この案には改善の余地があると指摘しました」と発言した。
  • 上司へのメールで「お客様からは異口同音に、対応の速さへのお褒めの言葉をいただいております」と報告した。
  • 日記に「友人たちは異口同音にその映画を勧めてきたので、思わず観に行った」と書いた。

④現場で見た「異口同音」の使いどころ

同僚からアンケート結果をまとめた報告書を見てほしいと頼まれたことがある。「多くの回答者が同様の意見を述べた」という表現が繰り返されていたので、「異口同音という言葉を使うと、意見の一致がより端的に伝わる」と提案した。同僚は表現を取り入れ、簡潔な報告書に仕上げていた。

⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点

複数の人の意見が一致していることを簡潔に伝えたい場面で使いやすい言葉である。アンケート結果や会議での意見集約を報告する際に重宝する表現である。

⑥類義語との違い

類義語としてよく挙げられるのが「満場一致」である。その場にいる全員の意見が一つにまとまることを表し、複数人の意見の一致を表す点は共通するが、「満場一致」は決議や採決の場面で意見がまとまることに重点があるのに対し、「異口同音」は発言の内容がそろっていること自体に重点がある点で異なる、とされる。

⑦対義語

「異口同音」の対義語としてよく挙げられるのが「百家争鳴」である。多くの人がそれぞれ自由に自分の意見を主張し合うことを表し、意見が一致する「異口同音」とは対照的な言葉である。

⑧一文〇×テスト

会議で「参加者全員が異口同音に、この案には改善の余地があると指摘しました」と発言した。使い方として適切か?

正解は「〇」!

多くの人が口をそろえて同じことを言うという本来の意味に沿って、意見の一致を報告する発言として適切に使われている。

不正解…正解は「〇」

多くの人が口をそろえて同じことを言うという本来の意味に沿って、意見の一致を報告する発言として適切に使われている。

⑨まとめ

異口同音は、多くの人が口をそろえて同じことを言うことを表す四字熟語であり、中国の古典や仏教の場面に由来するとされる。複数人の意見の一致を伝える場面で使いやすい言葉である。

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この記事を書いた人

ことばに関わる仕事を長く続け、友人や同僚から祝辞・弔辞やスピーチ原稿の相談を受けることもある。ことばの由来や正しい使い方を分かりやすく伝えることをモットーに、四字熟語・ことわざの記事を監修している。

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