隗より始めよとは、大事業を始めるには、まず身近なことから着手せよということ。転じて、言い出した者が率先して行うべきということということわざである。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。
①「隗より始めよ」の読み方・意味
「隗より始めよ」はかいよりはじめよと読む。大事業を始めるには、まず身近なことから着手せよということ。転じて、言い出した者が率先して行うべきということという意味である。
| 読み方 | かいよりはじめよ |
| 意味 | 大事業を始めるには、まず身近なことから着手せよということ。転じて、言い出した者が率先して行うべきということ |
| 分類 | ことわざ |
②「隗より始めよ」の由来・出典
中国戦国時代、燕の昭王が賢者を求めた際、家臣の郭隗が「まず私のような凡人を厚遇すれば、優れた人材が自然と集まってくるでしょう」と進言した故事に由来するとされる(『戦国策』)。
③「隗より始めよ」の使用例(例文)
- プレゼンの冒頭で「隗より始めよの精神で、まず自部署から改革に着手いたします」と切り出した。
- 上司へのメールで「隗より始めよと申しますので、まず私から新しい取り組みを実践いたします」と伝えた。
- 日記に「隗より始めよというし、大きな目標も身近なことから始めてみようと思う」と書いた。
④現場で見た「隗より始めよ」の使いどころ
同僚から社内改革の提案書を見てほしいと頼まれたことがある。他部署への呼びかけが中心で、自らが動く姿勢が見えなかったので、「隗より始めよということわざがあるように、まず自分たちから始める姿勢を示すと説得力が増す」と助言した。同僚は提案書に自部署の取り組みを加え、納得感のある内容に仕上げていた。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
言い出した者が率先して行動する姿勢を伝える場面で使いやすいことわざである。改革の提案や新しい取り組みを呼びかける際に使うと、説得力のある印象を与える。
⑥類義語との違い
類義語としてよく挙げられるのが「率先垂範」である。人の先に立って模範を示すことを表し、自ら行動して周囲を導く点は共通するが、「率先垂範」は行動そのもので模範を示すことに重点があるのに対し、「隗より始めよ」は身近なことから着手するという着手の順序に重点がある点で異なる、とされる。
⑦対義語
「隗より始めよ」の対義語としてよく挙げられるのが「他人任せ」である。自分では動かず、物事を他人に任せきりにすることを表し、自ら率先して始める「隗より始めよ」とは対照的な言葉である。
⑧一文〇×テスト
Q. プレゼンの冒頭で「隗より始めよの精神で、まず自部署から改革に着手いたします」と切り出した。使い方として適切か?
正解は「〇」!
言い出した者が率先して行うべきという本来の意味に沿って、自ら改革に着手する姿勢を示す発言として適切に使われている。
不正解…正解は「〇」
言い出した者が率先して行うべきという本来の意味に沿って、自ら改革に着手する姿勢を示す発言として適切に使われている。
⑨まとめ
隗より始めよは、大事業を始めるにはまず身近なことから着手せよということを表すことわざであり、中国戦国時代の故事に由来するとされる。改革の提案など率先して行動する姿勢を伝える場面で使いやすい言葉である。

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