触らぬ神に祟りなしとは、余計なことに関わらなければ、災いを招くこともないということということわざである。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。
①「触らぬ神に祟りなし」の読み方・意味
「触らぬ神に祟りなし」はさわらぬかみにたたりなしと読む。余計なことに関わらなければ、災いを招くこともないということという意味である。
| 読み方 | さわらぬかみにたたりなし |
| 意味 | 余計なことに関わらなければ、災いを招くこともないということ |
| 分類 | ことわざ |
②「触らぬ神に祟りなし」の由来・出典
祟りをもたらす神であっても、関わらなければ祟られることはないという民間信仰的な考えから生まれたことわざとされる。厄介な物事には近づかない方がよいという教訓を表している。
③「触らぬ神に祟りなし」の使用例(例文)
- 日記に「あの話には触らぬ神に祟りなしで、関わらないでおこうと思う」と書いた。
- LINEでの会話で「触らぬ神に祟りなしって言うし、あの件には口を出さない方がいいよ」とやり取りした。
- クレーム対応・謝罪文で、社内のトラブルについて「触らぬ神に祟りなしとばかりに対応を後回しにしたのは反省点です」と記した。
④現場で見た「触らぬ神に祟りなし」の使いどころ
後輩から社内トラブルの経緯報告書を見てほしいと頼まれたことがある。問題を放置した経緯を説明する部分で、「触らぬ神に祟りなしということわざがあるが、今回のように対応を先延ばしにした結果、問題が大きくなった経緯として使うと反省点が伝わりやすい」と助言した。後輩は表現を取り入れ、教訓の伝わる報告書に仕上げていた。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
余計な関わりを避けることで災いを避けようとする姿勢を説明する場面で使う言葉である。トラブル対応の反省点を述べる際など、消極的な対応を振り返る文脈で使われることが多い。
⑥類義語との違い
類義語としてよく挙げられるのが「寝た子を起こすな」である。収まっている物事にあえて手を出して、新たな問題を引き起こすなという戒めを表し、余計なことをしない方がよいという点は共通するが、「寝た子を起こすな」は落ち着いている物事を刺激しないことに重点があるのに対し、「触らぬ神に祟りなし」は厄介なものに最初から関わらないことに重点がある点で異なる、とされる。
⑦対義語
「触らぬ神に祟りなし」の対義語としてよく挙げられるのが「火中の栗を拾う」である。自分の利益にならないのに、他人のために危険を冒すことを表し、厄介なことを避ける「触らぬ神に祟りなし」とは対照的な言葉である。
⑧一文〇×テスト
Q. クレーム対応・謝罪文で、社内のトラブルについて「触らぬ神に祟りなしとばかりに対応を後回しにしたのは反省点です」と記した。使い方として適切か?
正解は「〇」!
余計なことに関わらなければ災いを招かないという本来の意味に沿って、対応を先延ばしにした消極的な姿勢を反省する文脈として適切に使われている。
不正解…正解は「〇」
余計なことに関わらなければ災いを招かないという本来の意味に沿って、対応を先延ばしにした消極的な姿勢を反省する文脈として適切に使われている。
⑨まとめ
触らぬ神に祟りなしは、余計なことに関わらなければ災いを招くこともないということを表すことわざである。厄介な物事を避ける姿勢を説明する場面で使いやすい言葉である。

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