知らぬが仏の意味とは?由来や正しい使い方を解説

知らぬが仏

知らぬが仏とは、知れば腹立たしいことでも、知らなければ仏のように穏やかな心でいられるということということわざである。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。

目次

①「知らぬが仏」の読み方・意味

「知らぬが仏」はしらぬがほとけと読む。知れば腹立たしいことでも、知らなければ仏のように穏やかな心でいられるということという意味である。

読み方しらぬがほとけ
意味知れば腹立たしいことでも、知らなければ仏のように穏やかな心でいられるということ
分類ことわざ

②「知らぬが仏」の由来・出典

真実を知らずにいれば、仏のような穏やかな心境を保っていられるという趣旨から生まれたことわざとされる。知ることでかえって心を乱してしまう場合があるという教訓を表している。

③「知らぬが仏」の使用例(例文)

  • 日記に「陰口を言われていたらしいが、知らぬが仏で気づかずに過ごせてよかった」と書いた。
  • SNSに「詳しい事情は知らぬが仏、あえて聞かずにおいた」と投稿した。
  • LINEでの会話で「知らぬが仏って言うし、余計なことは聞かない方がいいかもね」とやり取りした。

④現場で見た「知らぬが仏」の使いどころ

友人から旅行記のエッセイ原稿を見てほしいと頼まれたことがある。旅先でのトラブルを詳しく知らずに済んだ経緯を書いた部分があったので、「知らぬが仏ということわざを使うと、知らなかったからこそ穏やかに過ごせたという心情がより的確に伝わる」と提案した。友人は表現を取り入れ、味わい深いエッセイに仕上げていた。

⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点

真実を知らないことでかえって心穏やかでいられる状況を説明する場面で使う言葉である。日常会話やエッセイなど、カジュアルな文脈で使われることが多い。

⑥類義語との違い

類義語としてよく挙げられるのが「見ぬが花」である。実際に見るとがっかりすることも、見ないでいるうちは美しく想像できるということを表し、知らない方が良い場合があるという点は共通するが、「見ぬが花」は想像と現実のギャップに重点があるのに対し、「知らぬが仏」は知ることで心が乱れることを避ける点に重点がある点で異なる、とされる。

⑦対義語

「知らぬが仏」の対義語としてよく挙げられるのが「知るが地獄」である。真実を知ってしまうと、かえって苦しい思いをすることを表し、知らないことで穏やかでいられる「知らぬが仏」とは対照的な言葉である。

⑧一文〇×テスト

Q. 日記に「陰口を言われていたらしいが、知らぬが仏で気づかずに過ごせてよかった」と書いた。使い方として適切か?

正解は「〇」!

知らなければ仏のように穏やかな心でいられるという本来の意味に沿って、陰口に気づかず穏やかに過ごせたことを表す文脈として適切に使われている。

不正解…正解は「〇」

知らなければ仏のように穏やかな心でいられるという本来の意味に沿って、陰口に気づかず穏やかに過ごせたことを表す文脈として適切に使われている。

⑨まとめ

知らぬが仏は、知れば腹立たしいことでも知らなければ穏やかな心でいられるということを表すことわざである。真実を知らないことで心穏やかでいられる状況を伝える場面で使いやすい言葉である。

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この記事を書いた人

ことばに関わる仕事を長く続け、友人や同僚から祝辞・弔辞やスピーチ原稿の相談を受けることもある。ことばの由来や正しい使い方を分かりやすく伝えることをモットーに、四字熟語・ことわざの記事を監修している。

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