一意専心の意味とは?由来や正しい使い方を解説

一意専心

一意専心とは、他のことに気を取られず、一つのことに心を集中させることを表す四字熟語である。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。

目次

①「一意専心」の読み方・意味

「一意専心」はいちいせんしんと読む。他のことに気を取られず、一つのことに心を集中させることという意味である。

読み方いちいせんしん
意味他のことに気を取られず、一つのことに心を集中させること
分類四字熟語

②「一意専心」の由来・出典

「一意」はただ一つの考えに集中すること、「専心」は心を一つのことに専らにすることを意味し、同じ趣旨の言葉を重ねて集中する姿勢を強調した表現として定着したとされる。

③「一意専心」の使用例(例文)

  • プレゼンの冒頭で「一意専心、この製品の開発に取り組んでまいりました」と切り出した。
  • 上司へのメールで「一意専心、担当業務に全力で取り組む所存です」と伝えた。
  • 日記に「一意専心、目の前の課題に集中する一日にしようと決めた」と書いた。

④現場で見た「一意専心」の使いどころ

後輩から研究発表のレジュメを見てほしいと頼まれたことがある。研究への取り組み方を説明する部分が漠然としていたので、「一意専心という言葉を使うと、一つのテーマに集中してきた姿勢が端的に伝わる」と提案した。後輩は表現を取り入れ、説得力のあるレジュメに仕上げていた。

⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点

一つの物事に集中して取り組む姿勢を伝える場面で使いやすい、やや改まった表現である。決意表明やプレゼンの導入として使うと、真摯な姿勢が伝わりやすい。

⑥類義語との違い

類義語としてよく挙げられるのが「一心不乱」である。心を一つのことに集中させ、他を顧みないことを表し、集中する姿勢を表す点は共通するが、「一心不乱」は仏教語に由来し無我夢中な没入感に重点があるのに対し、「一意専心」は意志を一つに定めて専念する姿勢に重点がある点で異なる、とされる。

⑦対義語

「一意専心」の対義語としてよく挙げられるのが「二心」である。一つのことに集中せず、別のことに心を向けている状態を表し、一つに集中する「一意専心」とは対照的な言葉である。

⑧一文〇×テスト

プレゼンの冒頭で「一意専心、この製品の開発に取り組んでまいりました」と切り出した。使い方として適切か?

正解は「〇」!

一つのことに心を集中させるという本来の意味に沿って、製品開発への取り組み姿勢を伝える導入として適切に使われている。

不正解…正解は「〇」

一つのことに心を集中させるという本来の意味に沿って、製品開発への取り組み姿勢を伝える導入として適切に使われている。

⑨まとめ

一意専心は、他のことに気を取られず一つのことに心を集中させることを表す四字熟語である。決意表明やプレゼンの導入など、集中する姿勢を伝える場面で使いやすい言葉である。

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この記事を書いた人

ことばに関わる仕事を長く続け、友人や同僚から祝辞・弔辞やスピーチ原稿の相談を受けることもある。ことばの由来や正しい使い方を分かりやすく伝えることをモットーに、四字熟語・ことわざの記事を監修している。

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