虻蜂取らずの意味とは?由来や正しい使い方を解説

虻蜂取らず

虻蜂取らずとは、欲張って二つのことを同時にやろうとすると、両方とも失敗してしまうことということわざである。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。

目次

①「虻蜂取らず」の読み方・意味

「虻蜂取らず」はあぶはちとらずと読む。欲張って二つのことを同時にやろうとすると、両方とも失敗してしまうことという意味である。

読み方あぶはちとらず
意味欲張って二つのことを同時にやろうとすると、両方とも失敗してしまうこと
分類ことわざ

②「虻蜂取らず」の由来・出典

虻と蜂を同時に捕まえようとして、どちらも取り逃がしてしまうという情景から生まれたことわざとされる。欲を出しすぎるとかえって何も得られないという教訓を表している。

③「虻蜂取らず」の使用例(例文)

  • 会議で「虻蜂取らずにならないよう、優先順位を決めて進めましょう」と発言した。
  • 日記に「あれもこれもと手を出して、結局虻蜂取らずになってしまった」と書いた。
  • LINEでの会話で「両方の予定を詰め込むと虻蜂取らずになりそうだよ」とやり取りした。

④現場で見た「虻蜂取らず」の使いどころ

後輩から新規企画の提案書を見てほしいと頼まれたことがある。複数のターゲット層を同時に狙う内容だったので、「虻蜂取らずということわざがあるように、欲張りすぎると成果が出にくくなる」と助言した。後輩は企画を一つに絞り込み、説得力のある提案書に仕上げていた。

⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点

欲張って複数の目標を同時に追うと、かえって成果が出にくいことを伝える場面で使いやすいことわざである。優先順位づけの重要性を説明する際に重宝する表現である。

⑥類義語との違い

類義語としてよく挙げられるのが「二兎を追う者は一兎をも得ず」である。同時に二つのことを狙うと、結局どちらも得られないということを表し、欲張ることの失敗を戒める点は共通するが、「二兎を追う者は一兎をも得ず」は二つの目標を追うこと自体に焦点があるのに対し、「虻蜂取らず」は両方を取ろうとして両方とも失う結果そのものに重点がある点で異なる、とされる。

⑦対義語

「虻蜂取らず」の対義語としてよく挙げられるのが「一挙両得」である。一つの行動で二つの利益を同時に得ることを表し、欲張って両方とも失う「虻蜂取らず」とは対照的な言葉である。

⑧一文〇×テスト

Q. 会議で「虻蜂取らずにならないよう、優先順位を決めて進めましょう」と発言した。使い方として適切か?

正解は「〇」!

欲張って二つのことを同時にやろうとすると両方とも失敗するという本来の意味に沿って、優先順位づけの重要性を説く発言として適切に使われている。

不正解…正解は「〇」

欲張って二つのことを同時にやろうとすると両方とも失敗するという本来の意味に沿って、優先順位づけの重要性を説く発言として適切に使われている。

⑨まとめ

虻蜂取らずは、欲張って二つのことを同時にやろうとすると両方とも失敗してしまうことを表すことわざである。優先順位づけの重要性を伝える場面で使いやすい言葉である。

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この記事を書いた人

ことばに関わる仕事を長く続け、友人や同僚から祝辞・弔辞やスピーチ原稿の相談を受けることもある。ことばの由来や正しい使い方を分かりやすく伝えることをモットーに、四字熟語・ことわざの記事を監修している。

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