①「取捨選択」の読み方・意味
「取捨選択」はしゅしゃせんたくと読む。必要なものだけを取って、不必要なものを捨てること。または、よいものだけを取って、悪いものを捨てることを意味する。
| 読み方 | しゅしゃせんたく |
| 意味 | 必要なものだけを取って不必要なものを捨てること |
| 分類 | 四字熟語 |
②「取捨選択」の由来・出典
「取捨」の「取」は取ること、「捨」は捨てることを意味する。「選択」は複数のものの中から、悪いものを避けてよいものを決めることを意味する。特定の故事や出典に基づく言葉ではなく、日常的な判断の場面で使われてきた表現とされる。漢検3級相当の四字熟語である。
③「取捨選択」の使用例(例文)
- 上司へのメールで「多くの候補案の中から取捨選択を行い、最も効果が見込める企画に絞りました」と報告した。
- 日記に「引っ越しの荷物を整理しながら、必要なものと不要なものを取捨選択する一日だった」と書いた。
- 面接の自己PRで「限られた時間の中で情報を取捨選択し、優先順位をつけて行動することを心がけてきました」と述べた。
④現場で見た「取捨選択」の使いどころ
以前、後輩から会議用の提案資料の下書きを見てほしいと頼まれたことがある。候補案が多すぎて論点がぼやけていたので、「取捨選択という言葉を使って、絞り込みの基準を示すと説得力が増す」と提案した。案を三つに絞り、それぞれの取捨選択の理由を明記したことで、資料の説得力が格段に上がった。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
「取捨選択」は、複数の選択肢の中から必要なものを見極める場面で幅広く使える言葉である。ただし、何を基準に取捨選択したのかを示さずに使うと、判断の根拠が曖昧に見えることがあるため、選んだ理由もあわせて伝えると説得力が増す。
⑥類義語との違い
類義語としてよく挙げられるのが「選択と集中」である。両者とも複数の中から必要なものを選ぶという点では共通しているが、「取捨選択」は取るものと捨てるものを見極める判断そのものを指すのに対し、「選択と集中」は選んだ対象に資源を集中投下するという、経営戦略的な意味合いが強い点で異なる。
⑦対義語
「取捨選択」の対義語としてよく挙げられるのが「玉石混淆」である。「取捨選択」が良いものと悪いものを見極めて分けることを表すのに対し、「玉石混淆」は優れたものと劣ったものが入り混じったまま区別されていない状態を表し、選別の有無という観点で対照的な言葉である。
⑧一文〇×テスト
Q. 予算の使い道に迷ったため、優先順位をつけて必要な項目だけを残す取捨選択を行った。この使い方は正しい?
正解は「〇」! 「取捨選択」は必要なものを取り、不要なものを捨てることを意味する言葉であり、優先順位をつけて絞り込む場面で使うのは正しい使い方である。
不正解…正解は「〇」 「取捨選択」は必要なものを取り、不要なものを捨てることを意味する言葉であり、優先順位をつけて絞り込む場面で使うのは正しい使い方である。
⑨まとめ
「取捨選択」は、必要なものだけを取って不必要なものを捨てること、またはよいものだけを取ることを意味する四字熟語である。判断の基準を示しながら使うことで、より説得力のある表現になる言葉である。日常のさまざまな判断の場面で使いやすい言葉として覚えておきたい。

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