百折不撓とは、何度失敗や挫折を経験しても、屈することなく目標に向かって努力し続けることを表す四字熟語である。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。
①「百折不撓」の読み方・意味
「百折不撓」はひゃくせつふとうと読む。何度失敗や挫折を経験しても、屈することなく目標に向かって努力し続けることという意味である。
| 読み方 | ひゃくせつふとう |
| 意味 | 何度失敗や挫折を経験しても、屈することなく目標に向かって努力し続けること |
| 分類 | 四字熟語 |
②「百折不撓」の由来・出典
中国後漢の時代、政治家の橋玄をたたえて蔡邕が記した碑文に由来するとされる。幾度もの困難にくじけない強い意志を表す言葉として定着したとされる。
③「百折不撓」の使用例(例文)
- 退職・送別の挨拶で「百折不撓の精神で困難を乗り越えてきた皆さんの姿に、何度も励まされました」と述べた。
- プレゼンの冒頭で「百折不撓の精神で挑み続けた開発の道のりを、本日はご紹介します」と切り出した。
- 日記に「何度失敗しても諦めない百折不撓の姿勢を、これからも大切にしたい」と書いた。
④現場で見た「百折不撓」の使いどころ
後輩から昇進試験の面接練習用の自己PR原稿を見てほしいと頼まれたことがある。困難を乗り越えた経験を淡々と述べるだけの内容だったので、「百折不撓という言葉を使うと、何度もくじけずに挑み続けた姿勢が力強く伝わる」と提案した。後輩は表現を取り入れ、説得力のある自己PRに仕上げていた。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
困難や失敗を重ねても諦めずに努力を続ける姿勢を称える場面で使いやすい言葉である。自分自身の決意表明としても、他者の努力を称える場面としても使いやすい前向きな表現である。
⑥類義語との違い
類義語としてよく挙げられるのが「七転八起」である。何度失敗しても、そのたびに立ち直り奮起することを表し、挫折を乗り越える点は共通するが、「七転八起」は転んでは起き上がる動作のイメージに重点があるのに対し、「百折不撓」は幾度折れても意志を曲げないという精神の強さに重点がある点で異なる、とされる。
⑦対義語
「百折不撓」の対義語としてよく挙げられるのが「意気消沈」である。元気や気力を失い、しょげ返ることを表し、困難にも屈しない「百折不撓」とは対照的な言葉である。
⑧一文〇×テスト
プレゼンの冒頭で「百折不撓の精神で挑み続けた開発の道のりを、本日はご紹介します」と切り出した。使い方として適切か?
正解は「〇」!
幾度もの困難にくじけず挑み続けたという本来の意味に沿って、開発の経緯を紹介する導入として適切に使われている。
不正解…正解は「〇」
幾度もの困難にくじけず挑み続けたという本来の意味に沿って、開発の経緯を紹介する導入として適切に使われている。
⑨まとめ
百折不撓は、何度失敗や挫折を経験しても屈せず目標に向かい続けることを表す言葉であり、後漢の政治家をたたえた碑文に由来するとされる。決意や努力を称える場面で使いやすい前向きな言葉である。

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