好きこそ物の上手なれの意味とは?由来や使い方を解説

好きこそ物の上手なれ

好きこそ物の上手なれとは、好きなことには自然と工夫や努力を重ねるため、上達も早いということのたとえということわざである。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。

目次

①「好きこそ物の上手なれ」の読み方・意味

「好きこそ物の上手なれ」はすきこそもののじょうずなれと読む。好きなことには自然と工夫や努力を重ねるため、上達も早いということのたとえという意味である。

読み方すきこそもののじょうずなれ
意味好きなことには自然と工夫や努力を重ねるため、上達も早いということのたとえ
分類ことわざ

②「好きこそ物の上手なれ」の由来・出典

語源は明確にはなっていないが、江戸時代の俳諧書『其角十七回』に、器用さと稽古と好きであることの三つが揃えば上達すると詠まれた記録があるとされる。浄瑠璃や歌舞伎の演目にも登場し、江戸時代中期には広く知られていたとされる。

③「好きこそ物の上手なれ」の使用例(例文)

  • 面接・自己PRで「好きこそ物の上手なれと申しますが、趣味で始めたプログラミングが今の得意分野になりました」と話した。
  • 育児中の親子の会話で「好きこそ物の上手なれって言うから、好きな習い事を続けさせてあげよう」と話し合った。
  • 日記に「好きこそ物の上手なれというけれど、本当に好きなことは苦にならず続けられるのだと実感した」と書いた。

④現場で見た「好きこそ物の上手なれ」の使いどころ

後輩から資格試験の勉強計画について相談を受けたことがある。苦手分野を無理に克服しようと焦っている様子だったので、「好きこそ物の上手なればという言葉もある。得意で好きな分野を先に伸ばすほうが結果的に効率がいいこともある」と助言した。後輩は計画を見直し、得意分野を軸にした学習に切り替えていた。

⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点

好きなことに取り組む姿勢の強みを伝えたい場面で使いやすい言葉である。面接や自己紹介など、自分の得意分野への熱意を語る際に使うと説得力が増す。

⑥類義語との違い

類義語としてよく挙げられるのが「継続は力なり」である。努力を続けることの大切さを表し、上達や成果につながる姿勢を示す点は共通するが、「継続は力なり」は継続すること自体に重点があるのに対し、「好きこそ物の上手なれ」は好きだからこそ努力が続くという動機に重点がある点で異なる、とされる。

⑦対義語

「好きこそ物の上手なれ」の対義語としてよく挙げられるのが「嫌々ながら」である。気が進まないまま、いやいやと物事を行う様子を表し、好きで自然に励む「好きこそ物の上手なれ」とは対照的な言葉である。

⑧一文〇×テスト

Q. 面接・自己PRで「好きこそ物の上手なれと申しますが、趣味で始めたプログラミングが今の得意分野になりました」と話した。使い方として適切か?

正解は「〇」!

好きなことに取り組むと自然に上達するという本来の意味に沿って、得意分野の由来を説明する自己PRとして適切に使われている。

不正解…正解は「〇」

好きなことに取り組むと自然に上達するという本来の意味に沿って、得意分野の由来を説明する自己PRとして適切に使われている。

⑨まとめ

好きこそ物の上手なれは、好きなことには自然と工夫や努力を重ねるため上達も早いということを表すことわざである。自分の得意分野への熱意を語る場面で使いやすい前向きな言葉である。

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この記事を書いた人

ことばに関わる仕事を長く続け、友人や同僚から祝辞・弔辞やスピーチ原稿の相談を受けることもある。ことばの由来や正しい使い方を分かりやすく伝えることをモットーに、四字熟語・ことわざの記事を監修している。

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