一言でいえば、毀誉褒貶とは、けなすこととほめることが入り混じり、世間の評価が分かれることを表す四字熟語である。
①「毀誉褒貶」の読み方・意味
きよほうへんと読む。毀誉褒貶とは、けなすこととほめることの両方が入り混じっていることを表す四字熟語である。ある人物や作品、方針などに対して、批判と称賛の両方の声が上がり、世間の評価が分かれている様子を指して使われる。
| 読み方 | きよほうへん |
| 意味 | けなすこととほめることが入り混じり、評価が分かれること |
| 分類 | 四字熟語 |
②「毀誉褒貶」の由来・出典
毀誉褒貶は、「毀る(そしる)」「誉める」「褒める」「貶す(けなす)」という、評価に関する四つの漢字を組み合わせた言葉とされる。毀ると貶すはけなすことを、誉めると褒めるはほめることを意味し、相反する評価が入り混じる様子を漢字四文字で端的に表した言葉として、古くから使われてきたとされる。
③「毀誉褒貶」の使用例(例文)
- 新しく発表された経営方針については、社内でも毀誉褒貶相半ばする状況が続いている。
- あの映画は毀誉褒貶が激しくて、友人同士でも意見が分かれるんだよね。
- 新商品の発表以降、SNS上では毀誉褒貶入り混じる反応が寄せられている。
④現場で見た「毀誉褒貶」の使いどころ
以前、後輩が書いた社内報告書を見てほしいと頼まれた際、「新制度については毀誉褒貶なく、全社員から歓迎されています」という一文があった。実際には賛否が分かれている状況だと聞いていたため、実態と異なる表現になっていると指摘し、「毀誉褒貶相半ばする状況ですが、賛成の声も着実に増えています」といった、実情に即した表現に言い換えることを提案したことがある。毀誉褒貶は評価が分かれている状態を表す言葉であり、意味を正しく理解して使うことの大切さを実感した出来事だった。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
毀誉褒貶は、新しい方針や商品、人事など、評価が分かれる話題について報告や説明をする際に使われることが多い。「毀誉褒貶相半ばする」といった形で使われることが多く、賛否両方の声があることを客観的に伝えたいときに便利な表現である。ただし、意味を取り違えて「全員から歓迎されている」といった意味で使わないよう注意が必要である。
⑥類義語との違い
類義語のひとつに「賛否両論」がある。これは意見が賛成と反対に分かれることを表す言葉で、毀誉褒貶と同様に評価が割れる状況を表す。ただし賛否両論が主に意見や議論の対立を指すのに対し、毀誉褒貶は人物や作品などへの評価そのものにおける毀り(けなし)と誉め(賞賛)に重点がある点が異なる。
⑦対義語
毀誉褒貶には明確な対義語は存在しないが、対照的なニュアンスを持つ語として「満場一致」が挙げられる。満場一致とは、その場にいる全員の意見や評価が完全に一致することを表す言葉である。評価が分かれる毀誉褒貶に対し、満場一致は評価がひとつにまとまっている点で対照的といえる。
⑧一文〇×テスト
Q. 新しい経営方針について社内から毀誉褒貶が渦巻いているのは、全社員が同じ意見でまとまっている証拠である。
正解は「×」!
毀誉褒貶は、けなす声とほめる声が入り混じり、評価が分かれている状態を表す言葉である。全社員の意見が一致している状態を表すものではなく、むしろ意見が割れていることを示す表現である。
不正解…正解は「×」
毀誉褒貶は、けなす声とほめる声が入り混じり、評価が分かれている状態を表す言葉である。全社員の意見が一致している状態を表すものではなく、むしろ意見が割れていることを示す表現である。
⑨まとめ
毀誉褒貶は、けなすこととほめることが入り混じり、世間の評価が分かれることを表す四字熟語である。全員の評価が一致している状態とは正反対の意味であるため、取り違えないよう注意したい。類義語の賛否両論や対義語の満場一致とのニュアンスの違いを踏まえ、場面に応じて適切に使い分けたい表現である。

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