一言でいえば、相思相愛とは、お互いに思い合い、愛し合っていることを表す四字熟語で、恋愛だけでなく友情やビジネスの場面でも使われることがある。
①「相思相愛」の読み方・意味
そうしそうあいと読む。相思相愛とは、双方が同じように相手を思い、愛情を抱いている状態、いわゆる「両思い」を表す四字熟語である。
| 読み方 | そうしそうあい |
| 意味 | お互いに思い合い、愛し合っていること |
| 分類 | 四字熟語 |
②「相思相愛」の由来・出典
相思相愛は、「相思」(お互いに思うこと)と「相愛」(お互いに愛し合うこと)という、同じ構造を持つ二つの言葉を組み合わせた四字熟語である。「相」の字が示す通り、一方通行ではなく双方向の感情であることを強調した成り立ちの言葉であるとされる。恋愛関係における「両思い」を表す言葉として古くから用いられており、漢検五級相当の四字熟語として知られている。
③「相思相愛」の使用例(例文)
- 日記に、長年連れ添った夫婦がまるで出会った頃のように相思相愛だと綴った。
- あの二人は誰が見ても相思相愛だとわかる。
- このメーカーとデザイナーは相思相愛の関係で、長年コラボレーションを続けている。
④現場で見た「相思相愛」の使いどころ
以前、知人から友人へ贈るメッセージカードの文面を見てほしいと頼まれたことがある。「彼が一方的に想いを寄せ続けている様子を見て、相思相愛になれるといいね」という一文があったが、相思相愛はすでに両想いである状態を表す言葉であり、まだ実現していない片思いの段階を表す文脈には合わないと伝えた。「彼の想いがいつか実って、両想いになれるといいね」といった表現に言い換えることを提案した。四字熟語は、状態がすでに成立しているのか、これから期待する段階なのかによって使い分ける必要があると実感した出来事だった。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
相思相愛は、恋愛関係だけでなく、企業同士やブランドと顧客など、双方が信頼し合い、良好な関係を築いている様子を表す場面でも使われる。片思いのようにまだ一方通行の段階にある関係を表すのには適さないため、双方向の感情や信頼関係が成立しているかを確認して使いたい。
⑥類義語との違い
類義語のひとつに「琴瑟相和」がある。これは、夫婦の仲がむつまじいことを表す言葉で、双方が良好な関係にある点では相思相愛と近い。ただし琴瑟相和が主に夫婦仲の良さを表すのに対し、相思相愛は恋愛関係に限らず、より幅広い関係性の中で双方向の思いを表す場合に使われる点が異なる。
⑦対義語
相思相愛の対義語としては「片思い」が挙げられる。これは、自分だけが相手を想い、相手からは同じ気持ちを返してもらえていない状態を表す言葉である。双方が思い合う相思相愛に対し、片思いは一方通行の感情である点で対照的な言葉といえる。
⑧一文〇×テスト
Q. 自分だけが一方的に相手を想い続けており、相手からはまだ同じ気持ちを返してもらえていない状況を「相思相愛の関係だ」と表現するのは、正しい使い方と言える。
正解は「×」!
相思相愛は、双方が同じように思い合っている状態を表す言葉である。自分だけが一方的に想いを寄せている状態は片思いであり、相思相愛と表現するのは誤りである。
不正解…正解は「×」
相思相愛は、双方が同じように思い合っている状態を表す言葉である。自分だけが一方的に想いを寄せている状態は片思いであり、相思相愛と表現するのは誤りである。
⑨まとめ
相思相愛は、お互いに思い合い、愛し合っていることを表す四字熟語であり、恋愛だけでなく友情やビジネスの場面でも使われることがある。片思いのようにまだ一方通行の段階にある関係には使わず、双方向の思いが成立しているかを確認して使いたい。類義語の琴瑟相和や対義語の片思いとのニュアンスの違いを踏まえ、場面に応じて適切に使い分けたい表現である。

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