「蓼食う虫も好き好き」とは、人の好みはそれぞれ違うということのたとえということわざである。読み方や由来、正しい使い方から類義語・対義語まで詳しく解説する。
①「蓼食う虫も好き好き」の読み方・意味
「蓼食う虫も好き好き」はたでくうむしもすきずきと読む。人の好みはそれぞれ違うということのたとえという意味である。
| 読み方 | たでくうむしもすきずき |
| 意味 | 人の好みはそれぞれ違うということのたとえ |
| 分類 | ことわざ |
②「蓼食う虫も好き好き」の由来・出典
中国では苦難に慣れることのたとえとして使われていたが、日本では独自の意味に転じ、辛いタデの葉を好んで食べる虫がいるように、人の好みは多様であるという意味で定着したとされる。
③「蓼食う虫も好き好き」の使用例(例文)
- SNSに「蓼食う虫も好き好きで、私はこのマイナーな映画が一番好き」と投稿した。
- 子どもが苦い野菜を平気で食べる友達を見て「蓼食う虫も好き好きだねえ」と親が笑って話した。
- 友人の趣味を茶化すつもりで「その趣味、蓼食う虫も好き好きって感じだね」と笑いながら言ってしまった。
④現場で見た「蓼食う虫も好き好き」の使いどころ
以前、友人から書いているブログの原稿を読んでほしいと頼まれたことがある。他人の趣味を軽く揶揄するような表現が交じっていたので、「蓼食う虫も好き好きという言葉は、使い方によっては相手を見下すニュアンスに響いてしまう」と伝えた。友人は言葉の選び方を見直し、読み手への配慮が感じられる文章に書き直していた。
⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点
人の好みや価値観の違いを尊重する場面で使いやすい言葉である。ただし、相手の趣味や選択を茶化すように使うと、見下しているような印象を与えかねない。特に本人に向かって笑いながら言う場合は、失礼に受け取られないか注意したい。
⑥類義語との違い
類義語としてよく挙げられるのが「十人十色」である。人によって考えや好みがそれぞれ異なるという点は共通するが、「十人十色」は好みだけでなく考え方や性格まで広く指すのに対し、「蓼食う虫も好き好き」は主に嗜好の違いに焦点を当てる点で異なる、とされる。
⑦対義語
「蓼食う虫も好き好き」の対義語としてよく挙げられるのが「類は友を呼ぶ」である。似た者同士が自然と集まるという意味であり、好みの多様性を前提とする「蓼食う虫も好き好き」とは対照的な観点を持つ言葉である。
⑧一文〇×テスト
Q. 友人の推し活の話を聞いて、少し呆れたように「蓼食う虫も好き好きだね」と笑いながら言った。使い方として適切か?
正解は「×」!
「蓼食う虫も好き好き」は人の好みの違いを尊重する言葉だが、笑いながら相手に向けて使うと、趣味を見下しているような印象を与えかねない。この使い方は配慮に欠けるといえる。
不正解…正解は「×」
「蓼食う虫も好き好き」は人の好みの違いを尊重する言葉だが、笑いながら相手に向けて使うと、趣味を見下しているような印象を与えかねない。この使い方は配慮に欠けるといえる。
⑨まとめ
「蓼食う虫も好き好き」は、人の好みはそれぞれ違うということを表すことわざであり、辛いタデの葉を好んで食べる虫がいるように人の嗜好は多様であるという発想に由来するとされる。人の好みの違いを尊重する場面で使いやすい一方、相手に向けて茶化すように使うと失礼にあたる場合がある言葉である。

コメント