閑話休題の意味とは?由来と文章での正しい使い方を解説する

閑話休題

一言でいえば、閑話休題とは、余談から本題へ話を戻す際に使う言葉で、中国の説話や講談に由来するとされる。

目次

①「閑話休題」の読み方・意味

かんわきゅうだいと読む。閑話休題とは、それはさておき、それはともかくという意味で、話が脱線したときに本筋へ話を戻す際に使う接続語である。文章やスピーチの中で、余談を切り上げて本題に入りたいときに用いられる。

読み方かんわきゅうだい
意味余談はさておき、本題に話を戻すこと
分類四字熟語

②「閑話休題」の由来・出典

閑話休題は、中国の小説や講談に由来するとされる。話が脱線した後、本筋へ戻す際の決まり文句として使われてきた言葉だとされ、そこから日本語にも取り入れられ、文章やスピーチで余談から本題に戻る際の接続語として使われるようになったとされる。

③「閑話休題」の使用例(例文)

  • ここまで学生時代の思い出話が続いてしまったが、閑話休題、本日の本題である新商品の企画についてお話ししたい。
  • 昨日の旅行の話は面白かったけど、閑話休題、宿題の話に戻ろうか。
  • 前置きが長くなってしまったが、閑話休題、ここからは今期の売上実績について報告する。

④現場で見た「閑話休題」の使いどころ

以前、後輩のスピーチ原稿を見てほしいと頼まれた際、上司の長い雑談を遮る形で「閑話休題」と切り出す一文があった。目上の人の話を遮る印象を与えかねないと感じ、「貴重なお話をありがとうございます、それでは本題に入らせていただきます」といった、相手を立てつつ本題に戻す表現に言い換えることを提案したことがある。閑話休題は本来、自分の脱線を戻す際に使うのが自然な言葉だと実感した出来事だった。

⑤ビジネスシーンでの使い方・注意点

閑話休題は、自分自身の話が脱線した後に本題へ戻す際に使うのが基本である。会議や商談で相手の話を遮って本題に戻したいときにそのまま使うと、話を遮られたと受け取られ、失礼な印象を与えることがあるため注意が必要である。目上の人に対して使う場合は、クッション言葉を添えるなど配慮した表現にすることが望ましい。

⑥類義語との違い

類義語のひとつに「それはさておき」がある。これは閑話休題と同じく余談から本題に戻る際に使われる言葉だが、閑話休題よりも口語的でカジュアルな印象を持つ点が異なる。フォーマルな文章やスピーチでは閑話休題、日常会話では「それはさておき」というように、場面に応じて使い分けるとよい。

⑦対義語

閑話休題には明確な対義語は存在しないが、対照的なニュアンスを持つ語として「余談ながら」が挙げられる。余談ながらは、あえて本題から外れて余談に入る際に使う言葉である。本題に戻る閑話休題に対し、余談ながらは本題から離れる方向を示す点で対照的といえる。

⑧一文〇×テスト

Q. 上司の長い雑談を遮るために「閑話休題、本題に戻りましょう」と言うのは、目上の人に対する言葉遣いとして適切である。

正解は「×」!

閑話休題は本来、自分自身の話の脱線を本題に戻す際に使う言葉であり、目上の人の話を遮って使うと失礼な印象を与えかねない。目上の人の話を本題に戻したい場合は、感謝や配慮を示すクッション言葉を添えるのが適切である。

不正解…正解は「×」

閑話休題は本来、自分自身の話の脱線を本題に戻す際に使う言葉であり、目上の人の話を遮って使うと失礼な印象を与えかねない。目上の人の話を本題に戻したい場合は、感謝や配慮を示すクッション言葉を添えるのが適切である。

⑨まとめ

閑話休題は、余談から本題へ話を戻す際に使う言葉であり、中国の説話や講談に由来するとされる。自分自身の脱線を戻すのに使うのが基本であり、目上の人の話を遮る際に使うと失礼な印象を与えかねないため注意したい。類義語の「それはさておき」との使い分けを踏まえ、場面に応じて適切に使いたい表現である。

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この記事を書いた人

ことばに関わる仕事を長く続け、友人や同僚から祝辞・弔辞やスピーチ原稿の相談を受けることもある。ことばの由来や正しい使い方を分かりやすく伝えることをモットーに、四字熟語・ことわざの記事を監修している。

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